こんばんは、当時マリリンモンローの再来と言われた
デボラハリー率いるブロンディを取り上げたいと思います。
●Autoamerican / Blondie ('80) 評価★★★★☆
'77デビュー。NYのパンクシーンから出てきただけあって、
デビュー当時はその傾向が強く、アバンギャルドで60年代の
テイストを散りばめた魅力的な音を演っていました。2ndで火が
付き、3rdでシングル『ハート オブ グラス』でブレイク。
4thアルバムから当時ハヤリのディスコ、ニューウエイブ志向を
取り入れ大成功、更にサントラ用に収録したシングル『コールミー』
の大ヒットと順風満帆の時期にリリースされたこのアルバムはブロ
ンディの数あるアルバムでも最高の出来だと思います。
シングルで最近CMでもカヴァー曲でよく聴く『ザ タイド イズ ハイ』
やラップを取り入れた最初のNo.1ソング『ラプチャー』などおなじみの曲
の他にも、映画音楽っぽいオープニングとしてふさわしい①、ニューウエ
イヴにディスコ調の音を取り入れた②⑦、マリリンモンローを意識したで
あろう③、ジャッジーな⑨、その他60年代風のポップソングと、当時の新
しさと60年代音楽の懐かしさを織り交ぜたアメリカンポップ最高峰の一つ
として間違いなくこのアルバムを選びます。
誰にでも受け入れられる、ちょっと懐かしさを感じるそんなアーティスト
ですね。'99には再結成され、サマソニでも出演したりと精力的な活動を
しています。今後の動向にも期待したいです。
興味を持った人はこちらから 試聴出来ます。