こんばんは、どのアルバムも素晴らしい
ピンクフロイドを取り上げたいと思います。
●Wish You Were Here / Pink Floyd ('75) 評価★★★★☆
前作『狂気』の大成功を受け、次作への期待に対する
プレッシャーは相当なもので、セールスは全く考えず、
ごく地味な自省的アルバムに仕上げました。
かつてのメンバー”シドバレット”への思いを書いた
タイトル曲は2曲に分けられ、その間にレコード会社への
批判曲など3曲が挟み込まれています。
なんと言ってもタイトル曲①は非常に幻想的でトリップして
いまうくらい素晴らしい曲。ディヴギルモアの泣きのギターが
印象的です。コピー機の音をモチーフにした②は、チョット硬質
感が人工的で恐怖感すらあります。
③はレコード会社の彼らに対する態度への変貌ぶりをロックで
痛烈に批判した曲。ラジオから流れた曲がクローズアップされて
始まるアコースティックな自省曲④。その流れのまま怪しい音から
いつの間にかタイトル曲へと戻る⑤。どの曲も素晴らしい出来です。
今日久々に聴きたかったので、このアルバムの紹介になったので
すが、叙情的でとてもよいアルバムです。まだの方は是非聴いて
下さい。